この巻の見所は、はやりネウロとXの対決でしょう。
そこで浮かび上がるのは、バケモノじみた同類にも思える二人が、実は決定的に違っているということです。向上の姿勢を持つことが人間の証。その点で、Xはまさにネウロからは人間に見えるということですね。
もう1つは、弥子の活躍が印象に残ります。由香に会いに行ったり、必死にネウロの靴を舐める状況を回避しようとしたり。
弱くなっていると言いつつそれでも強いネウロと、成長する人間達が絡み合って、ドラマが盛り上がってきているのが面白いですね。
次の巻が楽しみです。